うちの子、スマホ見てる姿勢やばくない? ── 子どもの「スマホ首」と体力低下のはなし

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こどもの日だからこそ、ちょっとだけ「子どもの身体」の話しません?

5月5日、こどもの日。

柏餅食べて、兜出して、「大きくなったね〜」なんて言い合う日ですよね。

でも今日はちょっとだけ、身長や体重じゃなくて 「今の子どもの身体のこと」 について考えてみませんか?

最近、クリニックや整体の現場で増えてるのが、子どもからの「首が痛い」「肩がこる」っていう相談。

ストレートネックとか頸椎症って、ちょっと前まで「デスクワークの30〜40代がなるやつ」ってイメージでしたよね。

ところが今、10代はもちろん、小学生でも首や肩の不調を訴えるケースが出てきてるんです。

もちろん、全部が全部スマホのせいってわけじゃないです。 ただ、令和のこどもたちの生活って、スマホ、タブレット、ゲーム、YouTube……デジタル機器がめちゃくちゃ身近じゃないですか。

昭和の子どもとは、そもそも身体の使い方が全然違ってきてるんですよね。

昭和の子どもと令和のこども、何がそんなに違う?

昭和の子どもって、外で走って、木に登って、ボール投げて、鬼ごっこして……遊びの中で勝手に身体使ってましたよね。

一方、令和のこどもたちはどうかというと。

学校ではタブレット授業。家に帰ればスマホにゲームにYouTube。 便利だし楽しいんだけど、座ってる時間・下を向いてる時間がとにかく長い

文部科学省の資料でも、子どもの体力は昭和60年頃から長期的に下がり続けてるって出てます。 しかも、よく動く子とあまり動かない子の 二極化 が広がってるとも。

つまり「今の子は全然動いてない!」っていうより、動く子と動かない子の差がどんどん大きくなってるのが実態なんです。

で、あまり動かない時間が長いと何が起きるかっていうと、姿勢を支える筋肉が使われなくなる。

その結果、猫背、巻き肩、スマホ首、ストレートネック……こういう姿勢の崩れにつながりやすくなるわけです。

スマホ首って、首だけの問題じゃないんです

「スマホ首」って聞くと、首だけがおかしくなるイメージありません?

でも実際は、首・背中・肩・骨盤・体幹ぜんぶつながってます

たとえば、子どもがスマホ見てるとき。 背中が丸くなって、肩が前に入って(いわゆる巻き肩)、頭がグーッと前に出る。
これ、首のカーブがどんどん崩れていく姿勢なんですよね。

この状態が続くと、首の後ろや肩まわりの筋肉がずーっと引っ張られっぱなしに。

大人でもしんどいこの姿勢、成長途中の子どもならなおさら負担が大きいです。

Hansraj医師の研究でも、首を前に傾けるほど頸椎にかかる負担が増えることが報告されています。
頭をまっすぐにしてる時と比べて、前に傾けた姿勢では首への負荷がかなり大きくなるそうです。

スマホを長時間見てると首や肩がガチガチになるのは、気のせいじゃなくて、物理的にそうなってるんです。

「え、子どもなのに肩こり?」──もう珍しくない時代です

子どもが「肩こった〜」「首いた〜い」って言ってきたら、正直ちょっとびっくりしません?

「子どもなのに?」 「まだ小学生でしょ?」 「肩こりって大人の悩みじゃ……?」

そう思いますよね。わかります。

でもね、今の子どもたちは、昔と比べて 下を向いてる時間が圧倒的に長い んです。

スマホ、タブレット、ゲーム、本、宿題……。 気づいたら、ずーっと首を前に倒したまま。

さらに外遊びの時間が減ると、姿勢を支える体幹や肩甲骨まわりの筋肉を使う機会もどんどん少なくなる。

子どもの首の痛みについては、GBD 2021のデータを用いた2025年の分析で、子ども・青少年の首の痛みの世界的な負担が報告されています。
首の痛みって、もう大人だけの話じゃないんですよね。

だから、子どもの首こり・肩こりは 「気のせい」でも「甘え」でもない。 生活環境が変わったことで、身体に出てきてるサインなんです。

体力低下と姿勢、実はつながってます

「子どもの体力低下」って聞くと、走るのが遅くなった、ボールが飛ばなくなった、すぐバテる……みたいなイメージが浮かびますよね。

それももちろん大事なんですけど、整体やリハビリの視点で見ると、もうひとつ注目したいのが 「姿勢を保つ力」 です。

姿勢をキープするには、腹筋や背筋だけじゃなくて、首の奥の筋肉、肩甲骨まわり、骨盤まわり、足の筋肉まで関わってます。

外で走ったり、転びそうになって踏ん張ったり、ボール投げたり、ジャンプしたり。 こういう遊びの中で、子どもって自然と身体の使い方を覚えていくんですよね。

でも、座って画面を見る時間が長くなると、身体を大きく使う場面がガクッと減る。

その結果、姿勢を支える筋肉がうまく働かなくなって、猫背やスマホ首が「いつもの姿勢」として定着しやすくなるんです。

順天堂大学の解説でも、日本の子どもの体力は1980年代が高い水準で、その後2000年頃まで低下。現在も80年代と比べると低い状況が続いてるとのこと。特にボール投げは全年齢で下がってるそうです。

昔の子どもが遊びの中で自然に身につけてた身体の使い方、今の子どもたちは ちょっと意識して取り戻す必要がある のかもしれません。

家庭でできるスマホ首対策

とはいえ、「スマホ禁止!タブレット禁止!」は現実的じゃないですよね。

学校でもタブレット使うし、友達とのやりとりだって必要だし。

だからこそ大事なのは、禁止じゃなくて 「使い方を整えること」 です。

まず、目線の高さ。

スマホを見るとき、顔をグッと下に向けるんじゃなくて、スマホを少し高めに持つ。 これだけで首への負担はだいぶ変わります。

次に、時間を区切る。

20分見たら一回立つ。背伸びする。遠くを見る。肩をグルッと回す。 これだけでも、首や肩の筋肉はリセットされやすくなります。

あとは、親子で身体を動かす時間をつくる。

散歩する。公園で遊ぶ。ボール投げる。階段を使う。寝る前にちょっとストレッチする。

特別な運動じゃなくて全然OK。

「ちゃんと運動しなきゃ!」って思うと続かないじゃないですか。 「今日はちょっと外歩こっか〜」 くらいがちょうどいいんです。

こんなサイン、見逃さないで

子どもって、自分の不調をうまく言葉にできないことがあります。

だからこそ、親が「あれ?」って気づいてあげるのが大事。

たとえば、こんな様子ありませんか?

  • スマホを見るとき、顔がかなり下を向いてる
  • 座るとすぐ背中が丸くなる
  • 肩が前に入ってる(巻き肩っぽい)
  • よく首や肩をグリグリ回してる
  • 頭痛を訴えることがある
  • 疲れやすい
  • 集中力が続きにくい

これだけで「何かの病気だ!」って焦る必要はないです。

ただ、身体からの小さなサインとして見てあげてほしいんです。

痛みが続いたり、頭痛、しびれ、強い違和感がある場合は、無理せず医療機関に相談してくださいね。

こどもの日に、未来の姿勢を守るきっかけを

こどもの日って、子どもの成長を願う日。

だからこそ、身長や体重だけじゃなくて、姿勢や身体の使い方にもちょっと目を向けてみてほしいなと思うんです。

昭和と令和で、子どもの生活環境はガラッと変わりました。 外遊びが減って、デジタルに触れる時間が増えた。 その変化は、首や肩、背中、姿勢にじわじわ影響してます。

でも、怖がりすぎなくて大丈夫。

スマホとの付き合い方をちょっと変える。 親子で身体を動かす時間をちょっと増やす。 姿勢の崩れに早めに気づく。

その小さな積み重ねが、子どもの未来の身体を守ることにつながります。

子どもが毎日元気に、のびのび過ごせるように。 大人になってから痛みに悩まされにくい身体でいられるように。

こどもの日をきっかけに、家族で「スマホ首」と「姿勢」について、ちょっと話してみるのもいいかもしれませんね。


お身体の痛みや不調、姿勢のお悩みなど気になることがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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参考文献・参考資料

  • Hansraj KK. Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head. Surgical Technology International, 2014.
  • 文部科学省「子どもの体力向上のために」
  • Frontiers in Neurology. Global, regional and national burden of neck pain in children and adolescents: GBD 2021 systematic analysis.
  • 順天堂大学 GOOD HEALTH JOURNAL「幼少期の体力が生涯の健康を左右する」
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